Q1. 後進に伝えておきたい、長年培った『職人の勘』とは具体的にどんなことですか?
一番は、「音と匂いで異常を察知する感覚」です。例えば、高圧線工事で碍子(がいし)の状態をチェックする際、目視だけでなく、工具を当てたときの「音の響き」や、特定の機械から出る「わずかな匂いの変化」で、初期の不具合を見抜けることがあります。これは教科書には載っていません。若手には、五感を研ぎ澄ませて現場と対話する姿勢を徹底して伝えています。
Q2. ベテランだからこそ感じる、現場における「絶対に変えてはいけないこと」は何ですか?
それは「作業を始める前の安全ミーティングを省略しないこと」です。どんなに工期がタイトでも、天候が急変しても、この時間は削ってはいけません。特に、若手とベテランの間で作業の認識にズレがないかを徹底的にすり合わせることで、多くの事故は防げます。これは、当社が長年守り続けてきた信頼の基盤だと感じています。
Q3. これまで長く働き続けてこられた中で、赤尾電設の変わらない魅力・強みは何ですか?
「人を育て、技術を継承する文化」です。当社は電力会社や官公庁の仕事が基盤にあるため、景気に左右されず安定していることはもちろんですが、技術指導に時間をかけることを惜しみません。若手が失敗しても、責めるのではなく「なぜ起こったか」を一緒に考えます。この手厚い指導体制こそが、当社の技術レベルと、社員の定着率を支える最大の強みだと思います。